第4回:松本城(2016年10月28日)2017年07月20日 23:45

家から、車でいける現存天守がないのか。ありました。松本城です。今回は車で行ってみます。城主はあの石川教正です。徳川家康の軍略担当です。何故か秀吉に寝返ったんですね。本日TVを見ていたら、武田軍にこてんぱんにやられた三方ヶ原の戦いで徳川軍の先方を務めてましたね。井伊直政隊はまだいませんでした。徳川軍の戦略の頭脳ですから、家康はあせったんでしょうね。すぐさま、召し抱えた旧武田軍家臣と戦術を練り直したかとか。三方ヶ原は武田軍魚鱗の陣、徳川軍拡翼の陣でしたね。負けましたね。関ケ原では徳川軍は魚鱗の陣、勝ちましたね。武田信玄が病死しなかったら、家康あぶなかったですね。信玄恐るべし。前置きはこのくらいにして、本題へ。首都高、中央道と乗り継ぎ茅野のビジネスホテルに宿泊。もう一つの目的である、上諏訪の宮坂醸造へ電車でとことこ。そう、「真澄」の試飲ですよ。美味しかったな。「宮坂」なる銘柄を教えてもらい、今でも定期的に愛飲してます。


          宮坂醸造 セラショップ 真澄


早朝車で松本城近辺の駐車場に車を停めて松本城へ。そば祭りなるものを場内でしていました。松本城、素晴らしい。毎回ながら、日本人の建築技術と芸術センスに感動を覚え、胸が熱くなり、涙がでそう。いざ、天守へ。毎回の急こう配の階段をのぼり天守最上階へ。どこのお城も景色は最高。








第3回:名古屋城(2016年9月25日)2017年07月20日 23:28

前回犬山城は924日でした。出張で幾度となく名古屋城の近くに行っているのに、仕事が終わると閉館時間が過ぎていて、身近で遠い城でしたが、今回は休日なのでじっくりと見ることができました。といっても、1400過ぎから仕事なので、のぞみに飛び乗らないと。天下の名城も戦火の被害にあい、消失したんですね。アメリカ軍は日本人の心を折るために、心の象徴である日本の城を重点的に爆撃したようです。姫路城のように、白壁は目立つので黒い紙を貼って戦火から逃れた城もあるです。天守に上る前に再建された本丸御殿を見ることに。日本人の建築技術、芸術的センスに感嘆です。素晴らしい。前を行くおばさんたち、注意しましょう。壁等を傷つけぬようバッグ類はお腹の前にと係員が言ってますが、ぶつかりそう。係員の心配そうな怒りの目を感じます。モラルは大切ですよ。


           尾張名古屋は城で持つ


いよいよ天守です。織田、豊臣の黒い城とは対照的なまっ白い城です。江戸城も家康の時代はまっ白だったんだろうな。RC造の復興天守なので、展示物を効率よく鑑賞でき、登りやすい階段、エレベーターと親切なかぎり。きつい木造の階段がないのはちょっと寂しい。

思ったほど感動がないのは、戦国武将の生きざまがみえてこないからでしょうか。前回も書きましたが、寿命で、木造で復元の計画があるらしいです。河村市長は明言してましたが。お金かかかるんでしょうねえ。現代の建築技術で何百年持つ城が建築されるんでしょうか。天守を降りたあと周りを見学、巨大な清正石ありました。加藤清正ここにあり。どんな気持ちで譜請したんでしょうか。福島正則が名古屋城請請で「家康のためになんでこんなことせなあかんの」と愚痴をはいたら、「そんなに不満があるのなら、国(広島城?)に帰って、謀反の支度でもしろ」と、たしなめられたそうです。歴史があった。生きざまがあった。そんなこんなで、本家ひつまぶしも食べる暇なく、東京行きののぞみに飛び乗りました。


                 清正石


第2回:犬山城(2016年9月25日)2017年07月20日 23:14

前回は現存天守一城目制覇。電車を乗り継げば近くに現存天守があるではないですか。安土城、長浜城、大垣城、岐阜城も行きたい。今回は時間もかぎられているので、彦根城はもう一度見たいし、その時に見ることにして、電車に飛び乗る。途中、関ヶ原を通過。しまった、ここも見たい。また、じっくり来よう。よく、「関ヶ原、何にもない」と旅人が言うが、そんなことは無い。日本の歴史が凝縮している。小早川秀秋が寝返らなかったらとか、加藤清正、福島正則らの豊臣恩顧の西国大名が何故西軍につかなかったのかとか、考えたらきりがない。後の春日の局が秀秋懐柔に暗躍したとか。でも、やっぱり石田光成はみんな嫌いだったんだなあと。大谷吉継が可哀そうだとか。鬼島津が中央突破して家康の眼の前にいきながら、自国に戻ったのは何故かとか。その時島津を追い、井伊直政が撃たれて、その傷がもとで彦根城の完成を見ず死去したとか。日本の歴史が見えてくる、見えてくる。西軍が勝ったら、間違いなく日本の首都は大阪ですよ。かなり脱線しました。


犬山城
                 犬山城

        天守からの眺望 木曽川が天然の堀     
  


第1回:彦根城(2016年9月24日)2017年07月20日 22:46

言わずと知れた、徳川四天王のひとり、井伊直政の城です。関ヶ原合戦のときも、福島正則を出し抜いて第1砲を成し遂げた猛将とか。また、武田軍より引き継いだ赤揃えが有名。大阪の陣の真田軍も赤揃えだが、これも、武田24将に真田が複数名いたからとか。武田信玄恐るべし。さて、天守を見てみよう。天守は小振りでも、豊臣恩顧の西国大名を見張るための徳川方の西の重要拠点の城としての姿を感じる。強くて美しい重厚さがうかがえる。小田信長も天下統一のために是が非でも欲しかった地にたつ城。日本のその当時の建築技術の何と偉大で素晴らしいことか。木のぬくもりの心地よさ。深い堀切や広大な庭園も見どころのひとつ。こころ休まり、1日いても飽きない。天守最上階から見る景色も、琵琶湖や山々が一望でき最高。現存12天守の一つです。


           ひこにゃんと彦根城


           彦根城から琵琶湖を望む


         広大な庭園から彦根城を望む


天守の急勾配な階段、城郭廻りを歩きお腹が空いたので、城下町を模倣した通りの鰻を食すことにした。東京で食べる、舌の上でとろける蒸した鰻もいいが、皮がパリッとして歯ごたえの良い重厚な鰻。満足満足。


              ひつまぶし


これから、何城制覇できるんでしょうか?といっても、このプログ始める前に十数城みてます。最後は、平成30年に修復完成予定の、清正様の熊本城に決めています。